新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、2020年より、世界的な流行となっています。
これにより、国際オリンピック委員会(IOC)は、3月24日に2020年度に開催予定となっていた東京オリンピックの開催延期を発表しました。
そうなると、オリンピックに合わせた2020年度の祝日はどうなるのでしょうか?
まずは、東京オリンピックが中止にならずほっとしているところですが、延期になったことで、祝日が定まらないとなると、お仕事をされている方は混乱するでしょう。
今回は、オリンピックの延期によって、2020年度のカレンダーの祝日がどうなるのか、内閣府の発表についても調査してみました。
令和元年(2019年)の祝日はどうだったのか?
実は、昨年の2019年もちょっとした混乱がありました。
令和元年(2019年)は、新天皇陛下の即位により5月1日が「天皇の即位の日」になっていました。
それによりゴールデンウィークは、10連休と制定されて、長期間のお休みがありました。
また10月22日が「即位礼正殿の儀」で祝日となったことで、例年に比べて祝日が増えた年でもありました。
令和2年(2020年)の祝日の移動はどうなっているの?
新型コロナの影響でオリンピックが来年に延期になったにも関わらず、海の日、スポーツの日、山の日と言う真新しい祝日が本来あるべき日付から移動されたまま残ったカレンダーにどれだけの人が気付いてるだろうか。そのうち2つが今月やってくる事も。スポーツの日てなんだよ。 pic.twitter.com/brBq28wg1g
— のりゆき(23号推し)🌷🍵🍑ベビペアりおなーず信助ぽんた民🍑🍵🌷 (@ruly0110) July 1, 2020
令和元年に続いて、令和2年(2020年)も祝日の移動があり、新たに祝日の日程が制定されました。
まず最初に、令和2年の東京オリンピックの開催に合わせて、令和2年以降は「体育の日」が「スポーツの日」と名称が変更になることが内閣府により発表されました。
【参考】内閣府:国民の祝日について(「スポーツの日」について)
1964年に開催された東京オリンピックに由来の長く慣れ親しんだ「体育の日」は、「スポーツの日」へと名称が変更となりました。
名称が変更になったからと言って、祝日としての性質に変わりはありません。
そして、令和2年は「平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」により、いくつかの祝日に移動が設けられました。
【参考】内閣府:国民の祝日について(国民の祝日に関する法律の特例について)
東京オリンピック開催に伴って移動がある祝日は次の3つです。
海の日
- 7月23日(木)・・・《※7月20日から移動》
東京オリンピック開幕式の前日に移動
スポーツの日
- 7月24日(金)・・・《※10月12日から移動》
東京オリンピック開幕式の当日に移動
山の日
- 8月10日(月)・・・《※8月11日から移動》
東京オリンピック閉幕式(8月9日(日))の翌日に移動
政府が定めた、特別措置法(特例法)によって、3つの祝日が、東京オリンピックの開催期間(7月24日~8月9日)の前後へと移動しています。
【参考】平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法 (国民の祝日に関する法律の特例 第三十二条)
これらの祝日の移動によって、本来でしたら2020年は、東京オリンピックのお祭りムードがさらに盛り上がることになる予定でした。
ところが、新型コロナウイルスの影響により、国際オリンピック委員会(IOC)の声明によって、2020年の東京オリンピックの開催は、令和3年(2021年)に延期となることが発表されました。
東京オリンピック延期で令和2年(2020年)の祝日はどうなる?
2020年の祝日カレンダー✨
体育の日って来年からスポーツの日に変わるらしい😅
しかも2020年に限って7月24日にって何故?! pic.twitter.com/BIs6H9AWR3— 佳奈 (@kanapon5856) 2019年12月2日
そうなると、移動した祝日はどうなるのでしょうか?
調査してみますと、3月24日に延期が発表された時点では、令和2年の祝日の、さらなる変更ははない見込みとなっていましたが、そのまま祝日として遂行されることになりました。
その理由は祝日が「国民の祝日に関する法律」によって決められているからです。
この「国民の祝日に関する法律」が変更されない限り、オリンピック開催を前提に決定している祝日に変更はありません。
ただ祝日の日程は変更ありませんが、コロナの影響で自粛期間が続いた、小中高や大学の学生は試験・補習の期間の変更の可能性があります。
なので、学校や企業の個別のスケジュールには注意する必要が出てくる可能性があります。
来年(2021年)の祝日はどうなる?カレンダーの変更は?
今回の発表通り、東京オリンピックが、2021年の夏に開催することになれば、祝日はどうなるのでしょう?
今回決められた祝日に関する特措法はあくまで、2020年限定の法律です。
なので、2021年夏に開催の東京オリンピックは、その日程に合うように、今回の3つの祝日が移動される可能性があります。
ただ、新型コロナウィルスに関しては、2020年7月現在でも世界的に大流行しています。
予定している2021年夏の開催の1年前の時点でも、感染拡大が続いているので、最悪の場合オリンピックは中止になる可能性があります。
そうなると、祝日の変更の可能性も出てきますが、こればかりは今後1年間の状況によるでしょう。
こちらでは、他にも分かることがあれば、随時更新していきます!
まとめ
今回は、2020年に開催予定の東京オリンピックが延期になったことで、特別に移動した祝日はどうなるのかまとめてみました。
・7月1日現在で、祝日は移動しないことが決定、令和2年(2020年)度の祝日の特措法は、今年度に限り適用となる。
・来年2021年の夏オリンピックが開催となれば、それに合わせて祝日も移動になる。
ひとまず東京オリンピックの延期は決定となりましたが、2021年も混乱しそうですね。
新型コロナウイルス感染症の流行が早く終息することを願うばかりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。