リュウグウノツカイは幻の深海魚と言われていますが、ここ数年の間国内で発見されています。
そして発見される度に「地震の前兆では?」と言われています。
本当にリュウグウノツカイが姿を表すのは、地震の前兆なんでしょうか?
それともデマ?
今回は、リュウグウノツカイは地震や天変地異の前触れなのか?調べてみました。
リュウグウノツカイは地震の前触れ?温暖化?
リュウグウノツカイは、深海魚です。
昔からこの魚が海上に浅瀬に上がってくると、「地震の前兆」「地震の前触れ」とする説や、言い伝えがあります。
地震の予知に関心がある方や、地震予知が好きな方々の間ではかなり有名な話となっています。
なぜここまでリュウグウノツカイが注目されているのかと言うと、2011年(平成23年)に起こった「3.11東日本大震災」の前に引き揚げられたという話があったからです。
東日本大震災の前にはリュウグウノツカイの他にも、ダイオウイカやイルカが、大量に打ち上げられることがありました。
リュウグウノツカイは、東日本大震災の前に、沿岸部で2011年に十数頭打ち上げられたそうです。
そのようなことから「リュウグウノツカイが地震の前兆では?!」「リュウグウノツカイが地震の前触れ?!」と注目を集めることに。
リュウグウノツカイの魚以外にも、フリソデウオ、サケガシラなどといった魚が上がると地震の前触れと話題になるようです。
ですが、リュウグウノツカイを見かけることと、大地震との因果関係が現時点で科学的に証明されていません。
昔はめったに見ることのない魚だったために、地元の人達の間で「天災の前触れ」として言い伝えとして残っていたことから今回のような話が上がってきたのです。
又、近年は世界中で、巨大地震が多発しています。
そのため、プレートが動いてひずみができたことによって電気が起こり、ショック反応を起こした深海魚が打ち上げられていく、ということがあることも分かっています。
他に原因の一つとして挙げられてるのが「温暖化」。
深海魚が温暖化によって海上にあがってくることが理由の一つとされています。
リュウグウノツカイが福井県で2匹発見される
富山県で2022年11月11日朝、富山市の沖合にある定置網にかかっていたところを漁師が捕獲するニュースが報道されました。
リュウグウノツカイは、捕獲時に生きた状態で見つかっています。
活きた状態で見つかることは珍しく、魚津水族館によりますと富山湾では1962年からの60年間でこれまで2例しか確認されていないとのことです。
富山駅前のマルートで昨日富山湾でとれたリュウグウノツカイ展示中!!
長いぞリュウグウノツカイ!!#富山湾#リュウグウノツカイ#富山駅前#MAROOT #マルート #魚廣 pic.twitter.com/9cpGi7QeY8— 絶望少女. (@showjyo2525) November 12, 2022
「急にビヨーンと現れた!」リュウグウノツカイ生きたまま捕獲…60年で3例目 長すぎる背びれ ゆらゆら揺れて 富山(チューリップテレビ)#Yahooニュースhttps://t.co/KBfheChV7C
— 埼玉県立自然の博物館 (@saitama_shizen) November 12, 2022
リュウグウノツカイが福井県で2匹発見される
リュウグウノツカイは2020年にも一度に2匹、福井県で発見されています。
発見されたのは、2020年2月15日土曜日です。
突如2匹も姿を表したことで「巨大地震の前兆なのでは?」と言われました。
「リュウグウノツカイが福井の漁港で2匹泳いでいるのを見つけた!」
という動画がtwitter(ツイッター)に掲載され、話題に。
その動画が↓のツイッター画像になります。
福井きたら漁港にリュウグウノツカイ泳いでんねんけど。。
しかも2匹。。 pic.twitter.com/gWTeuT6s7o— 中川冬威 (@toythefishing) 2020年2月15日
当時は、2匹並んで泳いでいることもあって珍しがられたようです。
2020年2月と言えばコロナの報道が始まり、急激に日本人の感染者が増えた時期。
そのこともあってか、「リュウグウノツカイが福井で2匹も!これは地震の前触れなのでは?」と不安の声があがったのでしょう。
リュウグウノツカイとはどんな魚?
西区の海岸に打ち上がった #リュウグウノツカイ が展示されてると聞き、 #マリンピア日本海 へ
…デカイな!!
そして綺麗…鮮度も良いし………やはりここはムニエルかな?(゜゜;)\(–;) pic.twitter.com/l4gCCwc258— 山際敦 (@Nerixi) 2020年2月16日
「リュウグウノツカイ」ってどんな魚?と思った方もいるのではないでしょうか?
リュウグウノツカイは全身が銀白色で、薄灰色から薄青色の線条が側線の上下に互い違いに並んでいる深海魚です。
背びれ・胸びれ・腹びれは鮮やかな紅色で、神秘的な姿をしていることから和名で「竜宮の使い」と呼ばれています。
全長は3mほどであることが多く、最大では11mで体重272kgに達した個体が報告されているんだとか。
デカいですよね!
突然現れたらビックリします。
リュウグウノツカイは食べれるのでしょうか?
こんな報告があります。
生きたリュウグウノツカイを漁師が銛で突き、極めて新鮮なうちに食べた記録が、長崎県壱岐諸島の『壱岐日日新聞』519号(2010年1月29日付)にある。
全長約5メートル、40〜50キログラムの個体で「刺身で食べたらゼラチン質がプリプリして、甘みがいっぱい。まるでエビの刺身」という。
また、鍋で食べても、「身が甘くてツルッとした口触りで柔らかく、鍋一杯がアッという間になくなるほど好評だった」という。
引用元:wikipedia
エビの刺身のようなら、美味しそうですよね~!!
ですが一方で「水っぽくて美味しくない。」という意見もあるんです。
一般的に美味しいとされる魚は、海の中をよく動き回っています。
リュウグウノツカイは、動き回る魚ではないため、あまり美味しくないと言われています。
リュウグウノツカイのニュースを見たネット上の反応は?
「リュウグウノツカイ」出現のニュースを見た人達の反応も見てみました!
リュウグウノツカイ2匹出てきたってことはほんとに東日本大震災に似た地震来るってことなんかな、
日本だいじょぶなんけ、怖いわ、— mª (@raaaab_1345) 2020年2月16日
確か大地震前にはリュウグウノツカイが出てくることが多くてそんな噂があった気がします😅
生きてるのが姿現す、または死体が浜辺に打ち上げられてるとか・・・。でも都市伝説みたいなもんです!
確かに今大地震きたら最悪ですよね。
私もダブルパンチはやめて欲しいなと思います。😰— 森のくまさん (@hrlv0606) 2020年2月16日
リュウグウノツカイが2匹も浮上してくるとか珍しいな…
深海魚が上がってくるのは地震の前ぶれか?
なんにせよ、良いことではないな…
— 生野の見習い副店長 (@JEHDh3vux0NFR22) 2020年2月16日
リュウグウノツカイ→不吉、地震と決めつけや思い込むから皆がそういう考えになってしまう。雨の日→憂鬱と同じ。雨の日だって良い事あるのに。リュウグウノツカイも、こうして動画を通じて見れて良かったと思う人はこの世に1人は居ると思う。雨の日はエヴァのセリフです。
— 親戚→バスケ全国制覇。ウチ母校→報徳学園の関係高。捨て垢♀。 (@cnPpEOSbBIAr84A) 2020年2月16日
以前に起こった天変地異と結び付けて、不安に感じる人が多いですね。
こればかりは、自然の成り行きに任せるしかないので、どうしようもないですね。
今回は「リュウグウノツカイは地震や天変地異の前触れ?温暖化が原因?」と題してお伝えしました。
リュウグウノツカイが地震の前兆ではないと結論が出ているので、とりあえずは落ち着きましょう!!
ただ、これまで起きた巨大地震の前触れとして、身近な動物たちが異常行動を起こすことは、よく知られています。
自分の命を守るのは自分しかありませんので、大地震にも備える心を持つことが肝要かと思います。
少なくとも、普段から最低限の備蓄品を備えておくなど、万全の準備を行っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。